まさしくLOVEだった、2010.1.23 お台場の昼とブルーノートの夜 

キンキさんのことは関係ない日記です。すいません。

今回は友達の結婚式のことと、ピカピカ大明神に逢えた奇跡を、そこはかとなく書き綴りたかっただけの内容です。



一応、友人からの掲載許可はもらいました。







2010.1.23


この日は私にとって忘れられない幸せな一日となりました。

大学のゼミで知り合った親友同士の結婚式。





このふたりは、お互い色んな障害があり、それを克服して、この日があって。



それを一番わかっているのは二人なんでしょうけれど、ふたりのことをずっと見てきた列席者のほとんどが幸せの涙を流していました。



フラワーシャワーのバラの花びらは、ハートの形をしていて、後で彼女にそっと教えたら、
「かいこは気がついてくれると思ってた!」とかって!

演出だったんだ!と思ったら、もうなんか彼女が可愛くて可愛くて仕方がなくて、
そんな彼女が虜になった彼に「オラ!飲め!(こんな言葉遣いではないですけどね☆)」と
たくさんお酒を注いでいました(そして一気させていた←悪魔)。


そして、新郎君は面白いくらいに顔が真っ赤になるので、それを見てまた注いで。←鬼



「この関係性変わらないよねー」と赤い顔をくしゃくしゃにして笑う彼と、それを隣でニコニコ見る彼女、
そしてそんな二人をいじり倒すのが楽しいわたしと友人。




ああ良かった良かった!

チミたちふたりが笑うだけで、オバちゃん涙が出てくるよ!!



もう言葉には出来ないけれど、おめでとうよりありがとうでした。




そしてこれから間違いなく起こって来る色々な困難にも「ふたりで手をとりあって臨む覚悟」とはっきり宣言してくれた彼。



迷いのない愛を、ありがとう。







ささやかではありますが、入場曲を友人たちとセッションしました。

友達の吹くトランペットは素敵だったのですが、私のグダグダサックスはアハンハンと軽い音しか出なかった…。



そのあとキュートンの物真似までして…なぜか椿鬼奴さんの真似をさせられましてね…。




すっごく優美な会場だったんですよ!そこであんな余興をしなければいけなくって!

しかも、集まる暇がないから、「家で練習してね」ってどんだけ!!





あ、キュートンってこれです↓

http://www.youtube.com/watch?v=jsf3XsbwVWQ




列席者の失笑を買いました。

失笑ってわりと安く買えるものなんですね。


多少自虐的ではありますが、皆さんが楽しければ、それでいいんですよ、私は…。

恥ずかしかったですけれどね…。

友達が刀とか、チャイナドレスとか全部用意してくれましたからね…。

そんなに頑張っているのに「やらない」とは言えなくてですね…。

一番かわいそうだったのは、くまだまさしさん役だったので、そこじゃなかっただけ良かったですけど…。




椿鬼奴さんのメイクをすると、後でライブ行ったときに、スライのおじい様が心臓発作起こしたり、
「ニホンノイメージチガウヨ!」って帰られても困るので、カツラだけかぶりました。




そしてそのセッションをした友人の中のひとり、Yさんと、大学の時にお世話になった教授夫妻と
Rufus Featuring Sly Stoneの音を浴びにブルーノートへ。


今回のチケットは、1stがYさんから、2ndが教授からの誕生日プレゼント。




「かいこちゃん、いつもお金ないってい言ってるから」




と年上のおふたりからの粋な計らいに、わたしは彼らの誕生日にナニを返せばよいのだろうと、
今からビクビクしています。




そしてこの日、一番悔やまれた事件が発覚します。



「混むかもしれない」との事前情報によりブルーノートには結構早く着いたのですが、
並んでいる方も何人かいらっしゃいました。


「なんか並んでる人がぼやける…」











ハッ!

コンタクトをしてないずら!!












普段、職業柄土をいじるので、砂ぼこりが目に入るから基本眼鏡生活なんですけれども、

この日は結婚式でドレスを着るから、眼鏡外してきたんです。


そしてコンタクトつけるの忘れてきたということを、今気がつくという…。



「普通もっと早く気がつくよね」といわれました…。

ほんとにそう思う…何で今まで気がつかなかったのか…。




外とか式場のように明るい場所では何とかぼんやりとは見えるのですが、
薄暗い会場に入ると、夜の鳥のように、全く何も見えなくなりました。


さっきまで盛り上がっていたテンションが、一気に急降下する音が聞こえるようでしたが、
ライブがはじまってステージが明るくなるだろうと気持ちを切り替えて開演を待っていました。



日常とは全く違う雰囲気に、皮膚がピリピリして、鼓動がきこえるくらいドキドキして、


今から、あの人にまた逢えるんだ…

でもステージ立ってくれるかな…?

…でも日本に来てくれるだけ良かったと思わなきゃ!


それの繰り返しでした。



なれない会場と玄人っぽい方々の間にはさまれ、物凄く緊張する目の見えないわたしをおいて、
教授夫妻とYさんは知り合いがいたのか、どこかへいってしまい、「ヒトリニシナイデヨー…」
と思いながらずっと下を向いていました。









そして開演。




SLY大明神目当てが気持ちの8割方を占めていたのに、RUFUSの歌もパワフルでした。


申し訳ないのですが、RUFUSの曲はあまりわからなくて、自宅に帰ってから、Yさんにセットリストを送ってもらいました。

1stは、

1  Once You Get Started
2  Any Love
3  You Got the Love
4  Dance With Me
5  Circles
6  Do You Love What You Feel
7  Stop On By
8  Tell Me Something Good
9  Sweet Thing
10 I'm A Woman
11 Have A Good Time
12 Dance To The Music
13 If You Want Me To Stay
14 Thank You
アンコール
1 I Want to Take You Higher


だったそうです。


わたし多分今までトニー・メイデン様のギターしか聴いてなかったんじゃないのかと思うくらい濃いセットリストだったのですね…。

トニー・メイデン様のギターはほんっとうに、キュルキュルしていて、ギターが生き物みたいなんです。

ギターに魂宿ったみたいな感じです。凄く気持ちいい音です!

狂いがないから安心して聴けます。



わたし、好きなギター弾きさんで、ジョン・メイヤーさんという方がいるんですが、ギターって弾く人があらわれるのか、
とにかく音がエロス!………まあ、胸張って叫ぶことではないですね。変態音感だからしかたないですけどね…。

本当にギターをつまびく音まで意識して弾いているのではないかと思うくらい緻密な音で、びっくりしますよ!オススメ!



会場内は立ち上がって踊る人、座って聞く人様々でしたね。

わたしは緊張して立ち上がれませんでした。







4曲目かな?セットリストから行くと、Dance With Meの時に、

大迫力のMadam Dee登場です。


体も、声も、全てがパワーの塊で、体全部で音を出している感じです。


そして次の曲のCircles!


この曲、本当に凄かった!!

ずっと鳥肌立っちゃって、Yさんも教授も口あいたまんまです。


もう何かホントにこの方の体自体がスピーカーなんじゃないかっていうくらいの音で、
もう気持ちよいとか超越しちゃって、あまりにもぐいぐい音が体に入り込んでくるから、
揺さぶられすぎて少しくらくらしました…。



歌が終わったら、思わず、後ろの人を気にせず立って拍手しちゃいました!


で、少し経って気がついて、そっと後ろを見たら、腰の辺り(だと思うのですが)が見えたから後ろの方も立っていたみたいで、
少しほっとしました(わたしが立つことで見えなくなったら嫌だなと思って…)。



そのあとは、メイデン親子が歌ったり(親子だというのはYさんに教えてもらいました)、お待ちかねの
メイデン様のギターをキュルキュル!!のコーナーがあったり、チャカカーンの娘さん、目のあたりそっくり!!と、
本当に至れり尽くせりで、ありがたや…ありがたや…南無大師遍照金剛…南無大師遍照金剛…












と!!!!!!

祈りが通じたのか、Dance To The Musicがかかります!







ぎゃあ!ぎゃあ!!ドキドキする!







RUFUSの皆さんが、「SLY!YA!SLY!」と呼び、「君たちも叫びなよ!」と客席をあおります。



Yさんも教授も「スライ!スライ!」と叫び、一番驚いたのは清楚系と思っていた教授の奥さんが、
「パーリナイッ(party night)!スラァアーイ!」って別人になっていたことです。




後ろの席の方がほとんど立ったのを見て、もごもごと立ち、わたしも「スラアアーイ!」の波に参加。



いや、なんかですね、このときは、大明神ですから、光臨しない可能性も考えていたわけなんです。










でも、

































うわああああああああああああああああああ!!まーぶしい!!!!!!!!!!!

衣装はキュートなのに、存在が光り輝いている!!

頭紫!頭紫!剛紫!←誤字 

















スライきたああああ!!
















「すごいよ!Yッシー!すごいよ!」


と隣を向いたら、










Yサン、号泣しとるがな!!!!!!










なんだかわたしも泣きそうだ!!!!!





教授はうっとり、奥さん絶叫、Yさん号泣、わたし貧血。







凄い。



やっぱり、このお方はレジェンドなんだ…。










もう1曲目を聞いて、前回来日時より声が元気というのはわかりました。

そして会場の熱が一気に変わりました。




凄いです。やっぱりこの方のパワーは凄い!!!!!





If You Want Me To Stay。



キーボードに座ってぽろんぽろん。




そこにいる奇跡が、口と手から音を発してる。



そしてわたしはこんなに近くにいるって思ったときに、
今起きているありえない奇跡を認識して、背筋がゾクゾクゾクってしました。









そして、もう次の曲でわたしの感情の線がブチっとします。



Thank you。



しかもギター。










兄貴が大好きだったスライ様が、ギター弾いてる…。









おにーちゃん、スライ、ギター弾いてるよ。












兄貴が生きていれば、本当に見たっかたであろう光景が眼前に広がり、涙があふれそうでした。

でもこらえました。

だってコンタクトしてない上に、泣いたら終わりです(そこで冷静になりました)。








場内はほとんどの方歌ってたのではないでしょうか?

ほとんど総立ちで盛り上がってました!






そして退場後。




アンコールです。




I Want to Take You Higher!!




そんなに歌ってくれなくても、そんなに弾いてくれなくても、それでも、出会えて光栄でした。

本当に夢のようでした。席もとても近くてすばらしかったです。






そして2nd。

1stから2ndにうつるとき、ロビーに出てYさんのお知り合いや教授のお知り合いの熱気に囲まれていました。

人見知りなので、わたしからは話かけることはなかったのですが、Yさんのお知り合いから、
「また機会があればみんなで見に行きましょう」と誘っていただけて嬉しかったです。

だんなも連れて行きたいな。



目が悪いので良く見えなかったのですが、教授のお知り合いはキラキラのお洋服、Yさんのお知り合いは
物凄くおっきい帽子を目深にかぶってサングラスしてネックウォーマーを鼻までしていたから、
ドレスで来た事を悩んでいたわたしにとっては、少しほっとしました。




2ndは少し開始が遅れましたが、はじまったら全員が立ち上がりました。

1stとはまた違った雰囲気で、ノリが物凄かったです。



セットリストです。


1  Once You Get Started
2  Any Love
3  You Got the Love
4  Dance With Me
5  Circles
6  Do You Love What You Feel
7  Stop On By
8  Tell Me Something Good
9  Sweet Thing
10 I'm A Woman
11 Have A Good Time
12 Ain't Nobody
アンコール
1  Dance To The Music
2  If You Want Me To Stay
3  Thank You
ダブルアンコール
1  I Want to Take You Higher






クラップとかがちょうど良くて、お客さんのリズムでも酔えるような感じでした。




Madam Deeのパワーは何度見ても変わりません!凄い!




途中何回も、「パーリィ!」叫ぶところがあって楽しかったし、お客さんもマイクで歌ってて、もう一体でした!





Have A Good Time。

メイデン様のギターは本当にキュルキュル!!

かっこいい!!




そして、スライ様がでてきたとき、かなりの人数がスライ様に向かって流れていって(多分皆様触りたかったのかな)、

なぜか怖気づいてしまって、そちらにはいけませんでした。叫んではいましたけど。


とにかく凄い歓声でした。






Yさんはもう泣かないで、スライスライ!!


わたしもスライスライ!!





Dance To The Musicは2ndでは歌ってくれたし、If You Want Me To Stay、Thank You。




ほんとうに、あなたが歌を歌うだけでハッピーです!




そして、またギターを弾いてくれてとっても嬉しかった!!

退場もキュート!!



もうずっと大合唱に近いです!会場の一体感が半端なかったですよ!!




I Want to Take You Higher!!!!



もう皆さん手挙がりっぱなし!楽しかった!!!



誰だかわからなかった壇上に出てきた女性は、スライ様の娘さんだったようで、うひぇー!!と思いました。






そして宴は終了。

興奮冷めやらぬわたしとY氏と教授はその足で結婚式の二次会(三次会だったかも)に合流し、

結局朝帰る時間まで、教授の音楽と性愛についての話を聞かされ、そのままバスに乗ったのでした。

本当は教授宅に友人全員でおとまりの予定だったのに……。







でも、これがファンクっていうんだなって、音っていうかスライ様そのもので教えてくれたし、

本当に幸せと愛で包まれまくりました。



日本をチョイスしてきてくれるってことだけで、こんなに嬉しいことはないのに、

尚且つ歌まで歌って、ギターやキーボードまで演奏してくれるのですから、

こんなに嬉しいことはないです。





もう体を休めてもいいのに…と心配になる反面、もっともっと歌い続けてほしいと思うのが、

矛盾しているファン心理です。






本当にLOVEとHAPPYとPEACEをありがとうございました!!!!!