おめでとうございます その3

本当に毎日お星様をありがとうございます。

いつも皆様から貰うだけもらって、自分からは何もできていないのに…本当にごめんなさい。

皆さんのつよしさんへのお星様を、お空に投げたらすごくきらきらしてきれいなのでしょうね!

と、時々ロマンチストみたいなことを言ってみます!






あと、今回のことは、縁が無かったのだと思っています。

私が行くことができた元旦やオーラスも行けなかった人がたくさんいたと思うから。

コンサートに行ける行けないは、チケットがとれないとかだけの問題だけじゃないと思いますからね。

いろんな事情で行きたくても行けない人もいるのだと思うし。

そんな中で、今回縁のあった方だと思うので。だから、私はその方々には素直におめでとうなんです。

地球は丸いんやから、今回行けなくても、ほかの所での縁があるとも期待してるし。

前向きな諦めは明日への希望です。

今回のことで私の桜は咲かなかったけど、散りはしませんでした。

また季節はずれに、どこかで咲くかもしれないので、栄養とお水と光を与え続けますよ。



でも、チケットはもう少し頑張ります!←どっちやねん!

い、いやあ、自力でチケット取れなかったことに対する諦めですから!!HAHA!!














今日は、私事です。いつものように長いです。






4月9日は私の母親のバースデイでございました。

我が家にはおかんのほかに、おとん、おねーやん、だんなのおとん、おかん、いもうとぎみが集まりました。

私方の家の伝統として、お誕生日は「お寿司」と決まっております。

ということで、今回ばかりはだんなさん一家も私方の伝統に習っていただきました。サンクス!



両家揃うのも、もちろん珍しいのですが、私の家族もこうして揃っての誕生会を行うようになったのはつい最近のこと。



昔は父も多忙、母もなぜか多忙、10歳以上歳の離れた兄2人と姉は学生だったり既に勤めていたりで、

家族揃っての誕生日なんて過ごしませんでした。

集まるきっかけになったのは、家族が2人欠けたのが大きいのかなーと思います。

結局、今の家族がいつまで続くかわからないから、時々あるイベントごとを大事にしていこうって言わないけどみんな思っているのだと思います。

うまくいえないけど、寝たり、泣いたり、笑ったり、ご飯食べたり、好きな人のこと考えたり、息をしたり、

それって当たり前のようで、当たり前じゃないというか。だから一日一日、大切にしていきたいなって思うんです。

人生本当に何が起こるかわからないですからね。




今回は私の家でのパーティーでした。

4月10日に仕事の休みをとったのは、剛さんのためもありましたが、この会を開くためでもありました。

こうして自由気ままにだんなと二人暮らしが出来ているのも、お互いの家族の目には見えない支えがあってのことだって感謝しているから、

こういう日くらいは好きな人のことだけを考えて好きな人のためだけに過ごしたいと思いました。



私の母は四月生まれ。

それこそソメイヨシノの咲く頃生まれました。そのためなのか、母は桜が大好きです。



私が母に抱くイメージの花は、ソメイヨシノというよりもバオバブの木で。

バオバブの木は、サバンナのような荒野で過酷な条件下に生える木で、自分が生きていくことでさえ大変なのに、

ビタミンCとカルシウムの豊富な実をつけ、残った種子は油になり、若葉は野菜として食べられ、

樹皮は薬として用いられるほか、裂いて編むことでロープにもなるのです。


この木の何がすごいって言うと、樹木内部はほとんど空洞だということなんです。

自分の体を酷使してまで、他の生命のために余すことなく体を提供してくれることから、

南アフリカなどでは別名生命の木、マザーツリーとも呼ばれ、原住民の方々に大切にされています。


私が私の母にも主人の母にも、まわりでお母さんとして生きている人にも抱くイメージはこれ。

見た目ではなくその中身とかという事で、です。


私が抱くイメージとは違うお母さんも実際にはいるかもしれません。

でも、このお母さん像を保ち続けさせていてくれる母と周りのお母さんに感謝したいです。




と、いうことで、今日の料理は私が担当でしたので、前日から仕込んでました。

料理を作るときは、やっぱり作って食べてくれる人の顔を思い浮かべながら作るので、料理を作るのは大好きです。


ま、だんなには反応を求めてはいないですけどね!

(風邪引いたとき高熱で作ったご飯に、「生ゴミみたい」って言ったときは本当に生ゴミ食べさせちゃるけん!いいもん!と思いました!)

(でもそういう風に言った本意もわかってますけどね☆)


でも10日はプラスもう一人の大切な日だったので、その方が大切にされているソメイヨシノへの想いと、母の好きなさくらを思い浮かべながら。



押し寿司ケーキです。

不恰好なさくらですが、あの人と母を思いながら作りました。さくらに見えるでしょうか?





そして、これは物心ついたときから毎年手作りしてプレゼントしているケーキ。これも不恰好ですけどね。



今年は、ピーチな2人を思い浮かべて、ピンク色のスポンジにちょっとピーチリキュールを塗って、

桃とイチゴをはさんで、ホイップもピンク色にして、サクランボのグラッセとピンクのアラザンをのせて。

お皿は新婚旅行先で購入したサイケデリックなお皿。

それにピンクのチョコペンで文字を書いて……たーーーのーーーしーーーい!!!!!!




鏡のお皿には木がプリントされているので、そこに花を咲かせたようにお刺身をもったり、実をつけたようにトマトとチーズをのせたり。



こういうことしてるときが一番幸せなんだなあって実感します。





そして、今回はおとんが乾杯の音頭をとってくれて、だんなの両親が買ってきてくれた梅のフルーツワインで乾杯しました。

そしてお酒はすすみ、お酒に弱い母親は、何杯か飲んだらすぐに上機嫌になりケーキやお寿司の写メを撮り始めて、

「友達に今から送るんだ」まで言い始めました。

私の母は、こういった会を開いても素直に嬉しさを表現することが苦手な人です。

表現が苦手だって言うのも全部わかっているし、そんなところが好きなのですが、母親が時たま見せるこういった行動には嬉しくなります。




会も中盤、父の熱視線を感じ、目をやると「ちょっとトイレいってくる。かいこも一緒にきて」と、

連れションを促されます。

『なぜ娘と連れション…』と思ってついていくと、「アレどこ?」と聞かれます。


そうです。

おとんはおかんにビッグサプライズを用意していたのです。







ハイクではあげていたのですが、実は4/9に異常に大きい荷物が私の家に届きました。

それはなぜか母宛の父の荷物。しかも開封厳禁。

そして時を見計らったかのように来たメールには






「荷物は寝室に入れておいて。開けないで。おとうさんより」





何が入っているのやら…と、夜遅く帰ってきただんなと耳を近づけて見たりするものの、どうやら生き物ではないことだけはわかりました。




その中身は母へのサプライズプレゼントだったらしく、連れションを促された私はその荷物が置いてある寝室へ父を連れて行きました。




「おお!大丈夫かな?」

『大丈夫って、何が入っているの?』

「見ればわかるよ」




と、大きいダンボールを開けました。

そこには、

















Q これはなんでしょう? → ピンポーン → ハイ、かいこさん → 薔薇です → 正解です

Q 何本入っているでしょう? → ピンポーン → 20本くらいですか? → ブブー

















「年齢分の本数なんだよ」
















え、えーと…

うーんと、そうすると20本てことはないもんね…




え、ええ、えーと…

おかんが○歳の時に私生まれたから…えーと、それに自分の年齢をたして…えーと…



















ざわ…     ざわ…
















         ざわ…           ざわ…


















ざわわ…   ざわわ…       ざわわ…
















『ろ、67本ですか?』

「正解」



















キィヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!








すごい…すごい…お父ちゃん!!!!おとーちゃーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!

(心の声:あのDVDでも見たのですか……!!!!!!!)








今までうちの父親はそういったことをしたことがないので、娘としてはどう反応していいかわからなかったじゃないですか!!!!

笑うとオトン傷つくかな?まで考えさせるなんて!!!!!なんていうダディ!!!!!!

結局ニヤニヤしながら、「どうしたの?これ…」って話しましたけどね。

写真では写ってないとこにも薔薇は隠れてるんですよー!!凄い!!!!







「で、かいこは渡すまでの間おかあさんを別のものに気を引かせておいて」







そして私はなぜか、いつぞやの時の米○氏の立場になり、必死で母親を別のものに興味を抱かせるようにします。

そして薔薇を抱えたダンディズム(この日だけはそう言ってあげます)は、嬉しい笑顔をかみ殺した精一杯のポーカーフェイスで、

薔薇を最愛の妻へ渡したのです………。



はじめこそ母は困惑していましたが、姉と私とだんなの家族による大爆笑と拍手の合唱の中、本数を数え、ちゃんと「ありがとう」が言えたのです。





ヒューーーー!!!!恥ずかしいよ!!!!!!我が親ながら、思いっきり恥ずかしいよ!!!!!!!!!!





ほんとうに、父さん…すごいよ…そんな父さん見たことないよ…もう死期が近いのでは(誕生日に縁起でもない…)?

と思いましたが、照れ笑いしながら「持ってかえるの大変」という母と、「ここまでやっても、なかなかつれないんですよ」と、

だんな一家に説明する父(ほんと何ゆうてんねん!と思いました)に、




こうやってずっと一緒にいて、こんなことして、みてるこっちもすっごい恥ずかしいけど、でも、ずっとこうやっていて欲しいな。

そして、そんなふたりをずっと見ていたい。

もう歳も歳だし、そんなに長いこと一緒にいられないだろうけど、やっぱり、このふたりの間の子供でよかったなー。



って思いました…なんてね!





なぜこのタイミングでの花束だったのかはさっぱりわからないんです。

今までこんなことしたこともなかったから。

でも、二人にしかわからない何かがあって、贈ろうと思ったのだろうし、その気持ちの変化とかは二人の間で大事にしていて欲しいなー。



…なんてね!






そして、なぜか謝り始める父親。





「本当は、赤一色で色を合わせたかったんだけどね。薔薇ってそんなに花屋さんで置いてるわけじゃないし、

 赤で、しかも色が合う同じ品種の薔薇でたくさんの本数の花束を作るには1カ月前から予約が必要だっていわれて、

 だからこんな色とりどりになってしまった。」






「花の咲き具合まであわせるとなるとね、2〜3カ月前から予約しないといけないんだって言われてね。」









……そ、そっかあ!

色が合った同じ品種の薔薇で、咲き具合まで一緒の薔薇ってそんなに前から予約しなければいけないんだね!!































とりあえず空に向かって、あなた凄いよ!大好きだよ!もうひとりのあなたも愛されてるよ!って叫んでおきました。

愛って素晴らしいですね。全てを可能にする力ですね。

いろんな意味で、ご馳走様でした!!!!!!!!おめでとうございます!!!!!!!!!!





追記:父はこの花束を作るのに花屋さんを6件ハシゴしたそうです。頑張ったね!お疲れさま!!

   だんなは仕事で深夜帰りだったので、酔っ払いまくりの両家を見てがっくりと肩を落としたのでした。

   でも、薔薇の花束については生唾を飲んでました。何であなたが…。