プリンス・オブ・ピアノ!
先日、ユンディ・リさまのピアノリサイタルに行ってきました!!
S席が14,000円ということで、へこー!となっていたのですが、先輩からD席を2,500円で譲っていただきました。
本当、王子が見えなくてもいいんです音さえ聴ければ!!ということで後方から楽しんできました!
今回は、ショパン生誕200周年記念ということで、曲のプログラムはオール・ショパン・プログラムという、
ショパン大好き組にとってはすんばらしい曲目だったのです!!
今までショパンの曲をピアノリサイタルで聴いたことがあるのは、クリスチャン・ツィメルマンさん。
このおじさん、びっくりするくらいかっこいいのです!
しかも、ポリシーがあって絶対アンコールにお応えしないのです!きんきさんとは大違いだ!
でも、かっこいい!!
この方の奏でるショパンは寝れます。気持ちいいです。
フジコ・ヘミングさんのピアノはCDとかTVでしか聴いたことがありませんが、淡さが際立つ弾き方に感じます。
なんとなくクラシックのイメージってとっつきにくい感じがあるかもしれませんが、
すごく入りやすい音楽だと思いますので、機会があればぜひ!
のだめカンタービレのように、クラシックってとっつきやすいですから!
今回のリサイタルの曲です。
夜想曲より
Five Nocturnes
第1番 変ロ短調 Op.9-1
第2番 変ホ長調 Op.9-2
第5番 嬰ヘ長調 Op.15-2
第8番 変ニ長調 Op.27-2
第13番 ハ短調 Op.48-1
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 Op.22
4つのマズルカ Op.33(第22〜25番)
そして時々はさむ、ちょっとしたお客さんとのお話とか、おまけで弾いてくれた曲(なんだかわからなかった!勉強します!)とか、
ユンディ・リ好きにはたまらなかったリサイタルでした。
今回は夜想曲、第2番 変ホ長調 Op.9-2 これが目当てでした!
もう有名どころですけどね!!拍手すごいったらでした!気持ちよすぎて鼻血出るかと思いました!
ユンディ・リさんの夜想曲はフジコさんとは違って、すこし明るいっていうか、音が弾んでるように感じます。
だから、ユンディ・リさんの夜想曲を聴いて、こういう聴かせ方もあるんだなって驚きました。
わたしの中でこの曲はどこか儚げで空ろな感じ。
表現方法としては淡いっていうか、つかみどころがない感じで弾かれる方が多かったので、ユンディ・リさんの
ように「おっす!オラ、ショパン!」って弾かれる方は初めてで。
でもそれがすごく新鮮で、表現の仕方一つでこんなにも変わるんだなって感じました。
アジアのピアニストはクラシックの世界に良くも悪くも新風を巻き起こすといわれているのをどこかで見たことがありますが、
凝り固まったものを溶かしていっている弾き手さんは、バックステージでは色々大変なんだろうなあ…って思います。
こういうのって、伝統があればあるだけ難しい問題なんだろうなーと思います。
で!
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 Op.22 、
良かった!良かったよぉおおおおおお!!!!!
弾んで弾んで、隣の人もゆれてましたもん!
顔がだんだん笑顔になるんですよ!楽しかった!
特に、アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 Op.22 !
これ、絶対生で聴いてほしい!と思いました!本当に彼の指は魔法の指!
鍵盤を感じさせない演奏をなさる部分がいくつかありました。
鍵盤が自ら動いて音を出してるように感じさせるんです!すごいですよ!
ああ、また聴きたい!ここだけでもいいから…。
ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35 「葬送」は、クリスチャン・ツィメルマンさんのを聴いていたので、
ユンディ・リさんのは、おお!そうですか!明るい葬送も好きよ!という感じです。
ツィメルマンの葬送はまた、違うんですよねえ…。
ツィメルマンは完璧なんですよ。
指揮者でいうと、バーンスタイン系…ってわかりにくいですよね…。とにかく隙がないのです。
ユンディ・リさんが隙があるわけじゃないのですが、なんていうか親しみやすい音ではあるかなあって感じがします。
これって同じアジア系の民族だからかなあ?うーむ。
4つのマズルカ Op.33(第22〜25番)
面白かった!
友達が面白いよっていったのが若干わかった気がしました!若干だけど!
ということで、スタンディングオベーションでございました!
楽しかったー!!仕事で疲れているときじゃないときに次は行きたいと思います!
仕事で寝ていなかったから眠すぎて死ぬかと思いました。
…楽しかったとすごいしか書いてなくてすいません…。このボキャブラリーのなさ。トホホ。
そして、いつも有難いたくさんの反応を頂きびっくりしてます!すみません…!
父もこれで思い残すことなく天に…まだ行きませんが、皆さんのお星様を浄土に向かう際は持たせてあげたいと思います。
兄弟がない日曜日は、次の日に兄弟のことがかけないからつまらないですね…。
さ、ベルリンベルリン。