純白のケリー

1回1回に力を注いでいらっしゃるSHOCKも通算700回目ということで、座長様、カンパニーの皆様、

スタッフの皆様お疲れ様です。

まだ公演は3月もあとちょっと、7月もございますので、お体にお気をつけてくださいませ!!

観劇はまだ出来ていないですが、応援しておりまっす!!




さて、全然関係ないのですが、今日は奇妙な音感の話をお二人の音とともに書いてみようかなあ…と。

また無駄に長いのでたたみます…もうちょっと短く書きたいのでありますが…。






前も書きましたが、私の耳は変な耳で音に色がついて聴こえるんです。

随分前の記事にちょろっとだけ書いております。色々と考えて、長いからたたむだけにしたので、

お時間のあるときにご自由にごらんください。ただ、自分もよう分からんので、あんまり詳しく書いてはおりませんが…。



その耳に聴こえる音の色の表現をするのって難しそうでいてとても簡単だったり、簡単そうでいて難しかったりするのです。






(どっちやねん)






うーむ…。

何が難しいかといいますと、皆さんの目と脳が私の目と脳じゃないから難しいのでございます。

私達が見ている物体の姿って、光がその物体に当たって反射した反射光が目に入ったものなのですね。

わかりやすくいいますと、一般に物体の見え方を考察する場合、物体が光源でなくとも物体に光が当たって、

その物体から光が発せられたと考えるわけです。






あ、あれ、これいわゆる「あとで楽屋で聞いたるから」っていう楽屋話ってモノかな?

ま、まあいいか…ブログだし…。





…えー、そして太陽の光などのように色が無く見える光といいますのは、『白色光線』と言いまして、

実際には多くの色が集まって混ざり合って白くなっているんですよ(プリズムに通すと一色一色見えるんです)。



それで、わたしたちが見ている物体というのは、自分と同じ色以外の光を吸収してしまうんですね。

ですので、その物体の色と同じ光だけが目に届くので、その光の色のみ認識できるのです。


例えば、赤い物体は赤い色以外の光を吸収するので「赤く」見えるわけなのです。



ただ、その色の質感であったりというのはその個々人の瞳の働き、脳の受け止め方によってまったく違うわけです。



だから、音の色を表現しても、上手く届いてない、もしくは全く理解されない場合が多いわけでございます。

それは仕方のないことだし、残念だとも思ってはいないのですが、ただ、表現の自由があるのであれば、

少しだけ私の耳に入る音の色を表現してみたいと思います。


 



もっと光について知りたい人は、アイザック・ニュートンさんが光学の本を書いていますから、

皆様読む気になったら読んでくださいね(投げた!)!

すんごい難しいので、理解するのに一苦労というか、日常で使う単語をひとつも使用していない文章で

書いてあるのでプチパニックに陥ります。

昔の人って、パソコンとかも無い状態でこういったことを毎日せっせと考えていたのだから、本当に感服です。

この人たちが残してくれたもので今どれだけの人が助かっているんだろうとか考えると、人間って素晴らしいなあって思います。

ニュートンさんありがとう。




ちょうど私が大学在学中に、色聴の関係でお世話になった先生と色々お話をしていたのですが、

色聴の人は色の表現をするのを絵の具を使う人もいれば、食べ物で表現する人、

自然物で表現する人など、多種多様みたいです。

絶対音感などの共感覚は統一性が無いので研究の進まない分野、とおっしゃっていました。

そういう統一性の無い中、もっと統一性の無いのが私でして、

先生は「君と話をしていると深い迷路に迷い込んだみたいだ」とよく言っておりました。




そんな迷路作りが大好きな私は、よく薔薇の色で音の色を表現するのです。

なぜかというと、薔薇が好きだから。

そして、薔薇は品種がたくさんあって、色がひとつひとつ違うからです。

結局、薔薇の品種が頭の中にある人にしか伝わらんというのが、頭痛いですね。



さ、ここからが本題です。

Jコンで聴いたすんばらしい音色を、すんばらしいお2人それぞれの音の色をどうしても薔薇で表現したかったのですが…

(光一さんの音色についても、随分前の記事に書いてあります…ちなみに、光一さんの音は純白です)

なかなか自分で探すのには限度があり、昼休み職場のF1好きの先輩Hさんと話をしておりました。


わたし「Hさん、白いバラっていうか純白のバラってどういうのですかね?ティネケとかアイスバーグとかオードリーとか?」

Hさん「えーー?カルトブランシュとかじゃない?アイスバーグってさ白いけど黄色だよ。

   だからグラミスキャッスルとかかな…、あとはウィンチェスター・キャテドラルとかケリーとか?」

わたし「へーーー……」















(心の声:ケッ、ケッ、ケリーだと!?頭文字Eですか!?ジャンルFUNKですか!?何その品種!始めて聞いた!!しかも純白!?)















わたし「(仕事だと動揺を隠すのが上手い)あーのー…、ケリーって…」

Hさん「グレース・ケリー

わたし「ああ……」


ちょっと残念(何が)…に思うと同時に、品種がスポンスポン出てくる先輩に感動しました。

薔薇って、芸能人の名前のついているものが多いのですよ〜(プリンセ○・テン○ーとか)。

ちなみにオードリーは、ヘプバーンのほうです。




それから家に帰って来て図鑑で色の確認をしたのですが、ケリーさんは確かに純白なのです…が、

光一さんの音は、もうすこし高貴な感じの白なんですよね…(グレース・ケリー様すいません)。

そんなことを考えながら、先日いただいた久しぶりのお休みに、自分が使う薔薇の土と鉢を買おうと園芸店に行ったのです。



そこでですね、出会ってしまったんですね。







光一さんの音の色を持つバラ、ガブリエルに。






今は冬ですから枝だけの状態なので咲いている現物を見ることは出来ないのですが、

その、品種紹介の写真つきのバラに心を奪われました。

そしてその隣にあるバラがですね、





Jコンで愛についてとかIwillとか、Harmony of Decemberとか歌ってはるときの剛さんの音の色を持つバラ、ルシファーに。





ピンクはピンクなのですが薄ピンクで、そこに時々藍がかかって薄紫になったり微妙な色の変化をするのです。

説明がめちゃくちゃ難しいのですが、私の目に映るその写真の色は聴こえた色でまた、心を奪われました。



こんなに合致する色に出会えるとは思ってもいなかったので、咲かせてみたいなあと思いましたが、

だんなに赤い靴をプレゼントした直後だったので、これ以上モヤシ食べさせるわけにもなあ…と、

めっちゃ後ろ髪を引かれながら紹介のチラシだけいただいて、帰途に着き翌日職場に行きましたら、

1年に2回ある試験的に育成するバラリストの中にその2品種がのっていたんです!!!奇跡!!!!!




と、いうことで、これから私が育てる2品種の素敵なバラをご紹介します。

まだ実物は届いていないし、職場に届いたとしても枝だけなので、そこにあったチラシと写真をのせてみます。



『ガブリエル』







時に淡いパープルが入るというのがまた、ふたりで歌ってるときの色みたいな感じだなって思って、

そして、園芸店でガブリエルを見かけたときにたまたまバラコーナーにいたバラ好きのおばさまも、

「この色素敵ねえ」なんて言ってました。

確かに今まで見たことも無いような白色のバラで、高貴としかいいようの無いバラです。すてき。

しかも色の説明書きに、「ピュアホワイト」って…わー!!!!色萌え!!



『ルシファー』







こちらも、バラ好きのおばさまと「素敵ですねえ」とふたりでにっこりみつめあってしまいました。

おばさまとチラシを見ていたら、説明書きのところに、「光の運び手」を意味する名前で…って書いてあって、














(心の声:ヒッ!光!!何その光って優しいの!?しかも運び手!!!だっ、誰にお届けにあがるのですか!!!私達ですか!?)















と、変なテンションになってしまいました。

他にも「サタンになる」って書いてありましたが、それは悪にも成れるよ成れるけど…でも、ラブソング綴るよという事でしょう?

うん!わかるわかる!!!…と、前向きな解釈。





そしてそのチラシの裏に、その園芸店の店長さんかお店のバラ担当の方が書いたと思われる特徴が載っていました。

めちゃくちゃ面白かったです。




まずはガブリエル。




ちなみに、新苗と言うのは値段が安いのですが(ちっさいから)、大苗(おっきい)だと大体二倍の値段になります。



ルシファーの方だけは裏の文字が水でにじんで見えにくいので、書きます。


「ルシファー」


堕天使の名前を持ってはいるものの、

パールヴァイオレットの花色は

決して堕ちることはない気品を兼ね備えています。



枝は細く、樹勢も弱いので箱入り娘のように育てても、花は咲きづらくきまぐれです。

育てづらい印象を与えるバラですが、そういった我侭さや、きまぐれなどの欠点を、

一瞬で忘れさせる魔性の香りを持っています。



他のバラが咲くのをやめた頃、突然今まで我侭しほうだい、やりたいほうだいだったのに、

「私は素直よ どう綺麗でしょ」と言わんばかりにに咲き誇ります。

心の奥底まで揺さぶる、魔性の香りとともに。


魔性の香りは咲き進むにつれて濃くなり、

数あるバラの中でも忘れられない香りとなって、深く心に焼きつきます。


魔性のツンデレ・ローズとして、これから名を馳せていくと予想しています。


ツンデレ・ローズって…。

このお店のの解説面白すぎます…。




わー!なんだかもうこのバラ育てるしかない☆

ああ、なんかヘンタイくさいけど、薔薇を立派に育てるってだけだもの!

がんばって育てて、お花をさかせてみたいです。




今回この記事を書いたのは、薔薇を紹介したかったというのもあるんですけれども、

これから色々と歌のこととか書くにあたり、色の話が沢山出てくるから、少しだけ色聴について書きたかったというのもありました。

まあ、研究の進んでない分野ですし、わたしも詳しいこと分からないままですが、

これからも自分の耳に聴こえる音を正直に書いてみようかなと思います。

今読み返すと凄い奇矯なことを書いていると思いますが、私の耳にはこんな感じの音で聴こえてますということで…

そんな感じの変なファンです…。

よっくわからない記事になってしまった…(いつものことですよ)。




最後に、純白のケリーはこんな薔薇です!!